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こどもの発熱について

  • 1月12日
  • 読了時間: 4分

更新日:1月16日

お子さんの急な発熱は、とても心配になりますよね。

まずは落ち着いて、お子さんの様子をよく見ながら、ご家庭でできる対処をしていきましょう。ここでは、こどもの発熱について、原因やご家庭での対応の目安をお伝えします。


◆ こどもの「発熱」とは?

一般的に、

  • 38.0℃以上:発熱

  • 37.5~37.9℃:微熱

と呼ばれます。

ただし、乳幼児はもともと平熱が高めで、環境の温度や活動量の影響を受けやすいのが特徴です。元気に遊んだ日の夕方などに、37.5℃前後まで体温が上がることは珍しくありません

体温の数字だけで判断せず、お子さまの様子を一緒に見ることが大切です。


◆ 熱の高さと病気の重さは別です

こどもは、かぜなどでも40℃近い熱が出ることがあります。熱が高いからといって、必ずしも重い病気とは限りません。

「高熱で頭に影響が出るのでは」と心配される方も多いですが、熱そのものが原因で頭がおかしくなることはありません。それよりも、熱以外の症状(元気さ、水分摂取、顔色など)をよく観察することが大切です。


◆ 発熱の主な原因

こどもの発熱の原因は、大きく

  • ウイルス感染

  • 細菌感染

に分けられます。

多くの場合は、かぜなどのウイルス感染が原因で、3日ほどで自然に熱が下がることがほとんどです。一般的なかぜのウイルスに対しては特効薬はなく、抗生物質も効果はありません。(インフルエンザなど一部のウイルス感染では、ウイルスの増殖を抑えるお薬を使うことがあります。)


せきや鼻水、お腹の症状などを和らげる対症療法を行いながら、自然に治るのを助けていきます。水分をしっかりとり、ご自宅でゆっくり休ませてあげましょう。


細菌感染が疑われ、抗生物質が処方された場合でも、効果が分かるまでに1~2日かかります。ほかの症状が悪化しなければ、慌てず様子を見てください。


◆ ご家庭でできる熱への対応

38℃前後の発熱であれば、

  • 氷枕で頭や首を冷やす

  • タオルを巻いた氷のうでおでこを冷やす

といった方法がよいでしょう。必要に応じて、脇の下や足の付け根を冷やすのも効果があります。

ただし、嫌がる場合は無理に行う必要はありません。最近のおでこに貼る冷却シートは、体温を下げる効果は強くありませんが、気持ちよさそうであれば使っても問題ありません。


◆ 衣服と寒気への対応

心配のあまり厚着をさせてしまうことがありますが、寒がらない程度に薄着を心がけ、汗をかいたらこまめに着替えましょう。

熱が上がる途中で、ブルブルと震えることがあります。これは「悪寒戦慄(おかんせんりつ)」と呼ばれる反応で、大人でも経験することがあります。意識がはっきりしていて、顔色が悪くなければ心配はいりません。

このときは一時的に保温し、寒気がおさまったら薄着に戻しましょう。手足が冷たい場合は、手袋や靴下で温めてあげてください。


◆ 解熱剤の使い方

生後6か月以上のお子さんで、

  • 38.5℃以上

  • つらそうで元気がない場合

には、解熱剤を使ってもよいでしょう。

ただし、発熱は体がウイルスや細菌と戦っている反応でもあります。元気があり、よく眠れている場合は、無理に解熱剤を使う必要はありません

解熱剤は病気を治す薬ではなく、一時的に熱を下げるものです。使用後に1℃程度下がれば効果があったと考えてください。急に平熱まで下げる必要はありません。

解熱剤の使用間隔は、6~8時間以上あけるようにしましょう。


◆ 受診の目安

熱の高さよりも、ほかの症状に注意してください。

  • 水分がほとんどとれない

  • 嘔吐が続く

  • 顔色が悪い

  • 意識がはっきりしない

  • けいれんを起こした

このような場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

また、元気そうに見えても、3~4日たっても熱が下がらない場合は、かぜ以外の病気の可能性があります。受診をおすすめします。


◆ 特に注意が必要な月齢

生後3か月未満の赤ちゃんが発熱した場合は、重い細菌感染症の可能性もあります。昼夜を問わず、早めに医療機関(夜間救急を含む)を受診してください

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