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OTC類似薬の保険適用のあり方について、現在議論されている動きがあります
政府・与党において、医療費全体のあり方を見直す議論の中で、市販薬と成分・効能がほぼ同じ医療用医薬品(いわゆるOTC類似薬)について、保険適用の扱いを見直す案が検討されていると報じられています。現時点では、あくまで検討・議論の段階であり、内容が確定しているものではありません。 保険適用が外れると、自費で市販薬を買う必要があり、負担が大変増大します。軽症と思って市販薬で済ませて受診しないことで重症化する患者が増えることも心配です。また、正しい医師の診断もなく、間違った市販薬を買って飲んでしまうことも心配です。 負担増に関しては、例えば、ガスター10を1日2錠 × 30日分(=60錠)、保険で医者に処方された場合、診察料(初診として)・処方箋・調剤基本料・薬剤料の医療費のトータル=約5,500〜6,000円、3割負担だと× 0.3= 約1,700〜1,800円になります。一般薬局(ドラッグストア)で市販薬として買うと、 定価ベース:約8,700円• 実売安値ベース:約7,900円になります。 現時点では、保険適用は継続したままで、薬代に25%の
1月28日
日本脳炎ワクチンは生後6か月から開始です
日本脳炎ワクチン接種は3歳からが標準的でしたが、平成28年に日本小児科学 会は、リスクの高い小児には、生後6か月からの接種を奨めました。 リスクの高い小児とは ① 日本脳炎流行地域(東南アジアなど)に渡航・滞在する小児 ② 最近日本脳炎患者が発生した地域(平成27年千葉県で0歳の患者が報告され ました) ③ ブタの日本脳炎抗体保有率が高い地域に居住する小児 (千葉県はほぼ100%陽性になります)(関東以南はすべて同じです) 千葉県は②③に該当しますので、生後6か月から接種をすることとします。生 後6か月からでも定期接種なので無料です。また、免疫も持続することが証明 されています。
1月16日
こどもの発熱について
お子さんの急な発熱は、とても心配になりますよね。 まずは落ち着いて、お子さんの様子をよく見ながら、ご家庭でできる対処をしていきましょう。ここでは、こどもの発熱について、原因やご家庭での対応の目安をお伝えします。 ◆ こどもの「発熱」とは? 一般的に、 38.0℃以上 :発熱 37.5~37.9℃ :微熱 と呼ばれます。 ただし、乳幼児はもともと平熱が高めで、環境の温度や活動量の影響を受けやすいのが特徴です。元気に遊んだ日の夕方などに、 37.5℃前後まで体温が上がることは珍しくありません 。 体温の数字だけで判断せず、 お子さまの様子を一緒に見ることが大切 です。 ◆ 熱の高さと病気の重さは別です こどもは、かぜなどでも 40℃近い熱が出ることがあります 。熱が高いからといって、必ずしも重い病気とは限りません。 「高熱で頭に影響が出るのでは」と心配される方も多いですが、 熱そのものが原因で頭がおかしくなることはありません 。それよりも、 熱以外の症状(元気さ、水分摂取、顔色など)をよく観察することが大切 です。 ◆ 発熱の主な原因 こどもの発熱の
1月12日
ハチミツなどが原因で命に関わることもある「乳児ボツリヌス症」
2017年3月30日、 生後6か月の乳児が、ハチミツの摂取が原因と考えられる「乳児ボツリヌス症」 で亡くなるという、非常に痛ましい出来事がありました。 日本では、1986年に千葉県で重い神経症状を示した 本邦初の乳児ボツリヌス症 が報告され、その原因がハチミツであることが判明しました。以後、厳重な注意喚起がなされてきましたが、その後も散発的に発生が続き、時間の経過とともに情報が十分に伝わらなくなっていた中で、 初めての死亡例 が起きてしまいました。 メカニズム ボツリヌス菌は芽胞の状態で世界中の土壌、河川、湖沼、海水、泥などの自然界に広く分布しています。このため、農作物、魚介類、動物の肉などのあらゆる食品の原材料がボツリヌス菌に汚染される可能性があります。 ボツリヌス菌が芽胞から発芽して産生したボツリヌス毒素は、神経終末部に作用して、筋を麻痺させたり、自律神経が作用しないようにブロックします。自然界に存在する毒素としては最も強力であります。 芽胞は120℃で4分間の加熱で、毒素は100℃で1~2分の加熱でなければ失活しません。...
1月12日
先天性甲状腺機能低下症の話
先天性甲状腺機能低下症とは… 生まれつき甲状腺の働きが良くない病気です。 先天性甲状腺機能低下症 が正式な名前です。 しかし、名前が長いため、以前は通称 クレチン症 と言われていましたが、不適切な言葉とされ、現在は使われなくなりました。英語では Congenital Hypothyroidism と言うため、 CH と略されます。 甲状腺ホルモンは、乳幼児期の脳や神経の発達、からだの成長に不可欠なホルモンです。このホルモンが極端に不足した(すなわち典型的な)CHで、発見が遅れると知能障害は治療によっても回復しません。昔はCH患者の 3分の2 が知的障害を伴っていました。しかし、 乳児早期に発見して治療すれば、知能障害になる率が低い ことが分かってきました。 1979年から全国的にCHに対する新生児マススクリーニング(先天代謝異常症等のスクリーニング検査)が行われ、生まれて 4~5日 で検査されるようになりました。その結果、早期発見・早期治療が実現し、ほとんどのCH患者は全く正常な生活が送れるようになっています。私が診ている患者さんの中にも、欠損
1月11日
低身長のお話
1.調べた方がよい「低身長」とは 身長が極端に低い状態を、医学的には 「小人症(低身長症)」 と呼びます。これは、性別・年齢ごとの身長の平均値と比べて、どれくらい差があるかを示す 「標準偏差(SD)」 という指標を使って判断します。 一般的に、 「平均値 −2.0SD」よりも身長が低い場合 を「小人症」と定義します。この範囲に入るお子さんでは、成長に影響する病気が隠れている可能性もあるため、一度診察や検査を受けることをおすすめします。 また、 身長の伸び方が悪い場合 も注意が必要です。身長は「今どれくらいあるか」だけでなく、**「1年間に何cm伸びているか(成長率)」**も大切なポイントです。 性別・年齢別の成長率で 「平均値 −1.5SD」よりも伸びが少ない場合 には、診察や検査を考えた方がよいとされています。 左の表: 「平均値 −2.0SD」の身長(cm) 右の表: 「平均値 −1.5SD」の成長率(cm) 月齢 男 女 男 女 4歳0ヶ月 92.5 91.9 5.8cm 5.8cm 5歳0ヶ月 98.1 97.7 5.1 5.
1月10日
花粉症・アレルギー性鼻炎の舌下免疫療法について
当院では、 花粉症・アレルギー性鼻炎の方を対象とした舌下免疫療法 を、2018年より行っています。 【治療の対象となる方】 毎年、春先の スギ花粉症による鼻炎や結膜炎 に悩まされている方、また、 一年を通してダニによるアレルギー性鼻炎・結膜炎 にお困りの方におすすめの治療です。 【免疫療法について】 スギまたはダニの成分を、 ごく少ない量から開始し、徐々に増やして維持量で続けていく治療 です。アレルギーの原因となる物質に体を慣らし、免疫をつけることで症状を改善するため、 根本的な治療 といえます。ワクチンのような治療と考えていただくと分かりやすいでしょう。 以前は「減感作療法」と呼ばれ、注射で行われていましたが、現在は 飲み薬(舌下投与)で行える治療 になっています。 【治療の方法】 「舌下」とは、 舌の裏に錠剤を置き、溶けるまで約1分間待つ 方法です。痛みはなく、 1日1回の投与 で行います。 免疫をしっかりつけるため、 最低3年間の継続治療 が必要です。3年間治療すると中止後も約7年間、4年間治療すれば約8年間、症状が出にくいという報告があり
1月10日
子宮頸がんワクチンは怖くない
子宮頸がんは若い女性に増加していて、年約1万人が発症して約3,000人が亡くなっています。ワクチンが有効で、接種率が高い外国では21世紀には撲滅されると言われていますが、日本の接種率は外国より非常に低くて、将来の女性が心配です。 ワクチン接種後に慢性の痛みやけいれんや運動障害などの症状がメディアで繰り返し報道されました。本物の「けいれん」は手で押さえても止まらないものなのですが、動画を見ますと止まるので、それは医学用語で 「偽けいれん」 というもので、「けいれん」ではありません。 名古屋市で、中学3年から大学3年の女性7万人を対象に、メディアで放送されたワクチン後の様々な24の症状(体の痛み・光過敏・漢字が書けない・集中出来ないなど)を調査したところ、 ワクチン接種者と非接種者との間に差がなかった 、という報告がされ、メディアで放送された症状は、子宮頸がんワクチンが原因ではないと結論されました(名古屋スタディー)。 その後、世界中の予防接種関係機関(WHOも)から、様々な症状とワクチンとの因果関係は認められないと報告されました。WHOから
1月9日
中毒110番の情報
(財)日本中毒情報センターでは、化学物質(家庭用品、医薬品、農薬などを含む)および動植物の毒によって起こる急逝の中毒について、応急処置などの緊急情報を提供しています。 ホームページは、 https://www.j-poison-ic.jp/110serviece/ です。 中毒110番 (情報提供料:無料、通話料は相談者負担です) つくば中毒110番 029-852-9999 (365日24時間対応) 大阪中毒110番 072-727-2499 (365日24時間対応) たばこ専用電話 072-726-9922 (365日24時間対応※ 自動音声応答による一般向け情報提供 )
2025年11月30日
熱中症の予防(厚生労働省)
熱中症にご注意ください。 暑い季節は、 子どもは特に熱中症になりやすい ため注意が必要です。子どもは体温調節が未熟で、自分から「暑い」「つらい」と訴えにくいことがあります。 屋外だけでなく、 室内や車内、就寝中 にも熱中症は起こります。 ・こまめな水分補給 ・エアコンや扇風機を上手に使う ・帽子の着用、外遊びの時間帯への配慮 など、日常生活の中での予防が大切です。 熱中症予防のリーフレット 厚生労働省による熱中症の 予防・症状・対処法がわかるリーフレット はこちら 👉 熱中症予防リーフレット(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/pdf/necchushoyobou/necchushoyobou.pdf ※PDF形式でダウンロードできます。 ※出典:「 熱中症予防のための情報・資料サイト 」(厚生労働省) ご家族やご自身の体調管理にお役立てください。暑さが強くなる季節は、無理をせず、積極的に休
2025年7月1日
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